スタッフ
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OUR HOPE
大和会館で頑張っている期待の星をご紹介!
できることを極め
ご遺族の心にやすらぎを
加古川市出身の26歳
入社5年目。小学生からバスケットボールをはじめ、現在も地元のクラブチームに所属。
心身ともに健康でいられるように、適度なスポーツを習慣にし、体調管理には気をつけて仕事に向き合っている。
加古川市にある尾上大和会館で、ご葬儀当日までのすべての業務に携わっている田中隆憲さん。
中学生の頃、祖父の葬儀で大和会館を利用したことが、この仕事を意識したきっかけに。「自分の将来のことなど考えていない頃でしたが、スタッフの方のお辞儀の角度や丁寧な言葉遣い、立ち居振る舞いのすべてに驚きました。
人の役に立つ仕事に就きたい、誰かの心に残る仕事がしたいという将来像が明確になった瞬間でした」
お相手の気持ちになって考えることが、いちばんに求められる仕事。
お客様視点で物事を考え、気持ちを汲み取り、お一人おひとりに合わせたお別れの場を提供できるように、試行錯誤の日々を過ごしています。
新人の頃には、思いが強すぎて失敗も。
「心ゆくまでお別れの時間を過ごしていただきたいと思い、棺のお蓋を長めに開けておりましたら、『早く出棺してあげてほしい』とお言葉をいただきました。長いお別れは逆にご遺族のご負担になることもあります。
葬儀の当日はさまざまな想いが交錯しますので、ご遺族のお気持ちを汲み取り、最善のお別れの時間を作る大切さを学びました」
葬儀の仕事は24時間365日体制で稼働。
それゆえ、ご遺族様からいただくお礼のお言葉には格別な重みを感じると田中さんは続けます。
「私が担当したお客様が葬儀を終えて、ご遺骨と遺影写真を胸に、私の名前を呼びながらわざわざ歩み寄ってくださったんです。涙ぐみながらお礼の言葉をかけていただいた上にお手紙までいただいた時は、この仕事の意義を改めて深く感じました。その時のお手紙は今も持っています」
目下の目標は、厚労省認定の葬祭ディレクター(1級)の資格を取得すること。
段取りや時間の調整、司会の間の取り方などにも気を配り、ご遺族様のご負担を極力和らげられる存在になりたいといいます。
そんな田中さんを、「熱い思いを持ち、自分にできる最高の心尽くしをしたいという姿勢が行動にも表れています。伸びしろを感じる人材です。」と評するのは、祭典部に配属された時から上司として関わっている神野支配人。
「後輩が働きやすくなる雰囲気作りもしてくれています。若手スタッフを引っ張って、大和会館の親切丁寧な接客サービスをさらに磨いていってほしいです」。
向上心を持ち続け、初心を忘れず頑張りたいという田中さん。今後の成長に期待が高まります。
取材:2023年10月